fml の概要
インストール作業の概略
以下で、特に触れていない概念(例: MLとは?)については &fml4; と同様
です。4.0 の資料(
http://www.fml.org/fml/
や
&fmlbible;
)を適宜参照して下さい。
さて、いつものように elena MLの作成過程を例にとりましょう。
インストールのおおまかな流れは次のようになります。
ソースをダウンロードする。
ユーザ root でインストールをする。
# ./configure
# make install
(デフォルトでは)インストーラは /usr/local/bin に
fmldoc fmlconf fmlthread makefml fmlhtmlify fmlsch
などをインストールします。
実は、
これらは
/usr/local/libexec/fml の下の実体を呼び出す単なる
wrapper です。
ユーザ fml で elena MLを作る。
% makefml newml elena
/etc/mail/aliases の設定などをする
ML の動作テストをする。
ML のカスタマイズをする。
&fml4; と異なり root でインストールすることに注意して下さい。
MLを作る
方法は &fml4; と同様です。
ですが、
現状では config.cf という設定ファイルをインストールしてくれるだけです。
% su fml
% makefml newml elena
% ls /var/spool/ml/elena
config.cf
カスタマイズは config.cf をエディタで編集して下さい。
とりあえず config.cf の先頭の ml_domain と ml_name を
自分のMLに変更して下さい。
まだ自動変換できません(そのうちできるようにします ;-)。
config.cf の例
# ドメイン名 (参照: 以下のアドレスを見よ $ml_domain がこの値に展開される)
ml_domain = fml.org
# ML の名前
ml_name = elena
# 管理者のアドレス
maintainer = $ml_name-admin@$ml_domain
# 投稿用のアドレス
address_for_post = $ml_name@$ml_domain
# コマンド用のアドレス
address_for_command = $ml_name-ctl@$ml_domain
include include-ctl aliases も &fml4; と同様です。
まだ、makefml newml で自動生成できるようになっていません _o_
include ファイルの PATH がちょっと違いますが、
aliases の設定の仕方は一緒です。
/var/spool/ml/elena/include ファイルは
"| /usr/local/libexec/fml/fml.pl /var/spool/ml/elena"
/var/spool/ml/elena/include-ctl ファイルは
"| /usr/local/libexec/fml/fml.pl /var/spool/ml/elena --ctladdr"
aliases への追加は次のようにして下さい。
elena: :include:/var/spool/ml/elena/include
elena-ctl: :include:/var/spool/ml/elena/include-ctl
elena-admin: fml
owner-elena: fml
owner-elena-ctl: fml
カスタマイズをする
elena MLの設定のカスタマイズは /var/spool/ml/elena/config.cf を編集
して下さい。
フォーマットは &fml4; の cf に近いですが、
postfix の設定ファイルと同様という方が良いでしょう。
適宜必要な項目だけを追加して下さい。
指定しない場合はデフォルト値が使われます。
デフォルト値はインストールしたバージョンに依存しており、
/etc/fml/defaults/バージョン番号/default_config.cf
というファイル中で定義されています。
これは perl のライブラリが /usr/local/lib/perl/5.00503/ のように
バージョン番号付のディレクトリに置かれるのと似ています。
また、ライブラリなどのインストール先も fml のバージョンごとに
別のディレクトリになっていることに注意して下さい。
この仕組みのおかげでアップグレードしても元に戻すのが簡単です。
これは &fml5; の特徴です。